No,91 築270年 庄屋屋敷に満開のつるし雛 福島市「旧佐久間家住宅」を訪ねて
福島西ICから5分。270年、25代続く「旧佐久間家住宅」は、
堂々たる佇まいを見せます。
豪農、庄屋を務め、質実剛健の家風に加え、篤実(とくじつ)で住民の信頼も厚く、
長年にわたる地域貢献は歴史的にも高く評価されています。
主屋
賓客用の玄関。屋敷の格式を語ります。
屋敷の前にある堀に、近くの荒川から引き込んだ水が流れ、
亀甲型の精緻な石組は美しい。
平成20年、現当主である佐久間賢一郎氏が福島市に寄贈。
市民の交流施設として親しまれています。
貸し館も可能です。
〒960‐2154 福島市佐倉下字加藤7‐6 ℡024‐546‐3948
上記に問い合わせか、下記サイトをご覧ください。
http://www.city.fukushima.fukushima.jp/tkoryu-deai/shisetsu/bunkashisetsu/020.html(旧佐久間邸)
第9回 初春早々のつるし雛・つるし飾り展(1月30日~2月5日)
主宰 吾妻つるし雛愛好会(須田美起子代表)
協賛 古民家交流会
佐久間邸は見事な通し梁、大黒柱、庄屋屋敷としての見どころもさることながら、
「つるし雛・つるし飾りの展示会」は、回を重ねて9回目。
福島の初春の風物詩として定着しました。
ひな祭りにはあまり縁がありませんでしたが、高価な雛飾りには手が届かなかった
庶民の楽しみをのぞいてみました。
土曜日の開館時刻、10時を目指して到着しましたが、既に大勢の来館者で賑わって
いました。
先ずは土間の囲炉裏が温かく迎えてくれました。
半世紀以上も雛祭りになじんだ女性が圧倒的に多く、雛祭りの思い出を語り合う
表情は、頬を染めた童女のようでした。
見事な作品はおよそ4000点写真
「皆さんがつるし雛を眺めながら、話に花を咲かせて下さる様子が何より
うれしい!」
案内に立つ会員さんは笑顔で語ります。
駐車場、車の誘導は男性の仕事。お雛様にしっかりお仕えしています。
令和二年甲子2月4日 立春朝搾り純米吟醸 生原酒
立春朝搾りの酒は、神職のお祓いを受け、当日の内に予約した愛好家のもとに
届きます。邪気を払い運気をもたらしてくれる、そんな気がします。
何より「造り手の心意気や良し」です。
A型フォードのひとり言
「降ってわいたような新型コロナウイルスによる肺炎の流行は、
中国湖北省武漢市から世界的に伝染が広がりつつあり、中国ではパンデミック
(感染症の爆発的流行)を心配する国民の心は折れそうです。
我が国にも患者が発生し、対策に追われていますが、
世界が情報を共有し、一致協力して終息に至るよう祈ります。
全く知らなかった日本のいろいろな祭りや日本酒。
病気の心配などしないで楽しみたいものですね。」