No,90 県北に人気の道の駅 国見あつかしの郷・伊達の郷りょうぜんを訪ねて。

「道の駅」は1993年、全国で103駅が登録され、今や1160駅。

東北エリアに163か所、県内に33か所あります。

 

単に移動中に立ち寄り、地元産品を求め休憩する施設から、

市民生活に密着した施設として、また発信機能を備えた地域経済の柱として、

大きく変貌してきました。

 

当然、地域間競争も激しくなり、

のんびり構えていては取り残される危機感もあります。

 

ふるさと愛に根差した経営は、まず、働く人が笑顔になり、

さらには訪れる人も笑顔にしてくれます。

 

評判の道の駅を、県北は国見町、霊山町に訪ねました。

 

 

国見あつかしの郷

 

阿津賀志山防塁(アツカシヤマボウルイ)

 

平泉を築いた奥州藤原氏4代泰衡(やすひら)が、源頼朝の軍勢を迎撃するために

築いた3.2キロに及ぶ堀と土塁。

 

4号線北部に位置する阿津賀志山防塁は、公家社会から武家社会への変遷を語る

重要な合戦場で、国の3大防塁の一つとして国の史跡に登録され、悠久の歴史を語る町民の誇りとなっています。

 

道の駅全景

 

広い施設は、イベントスペースを挟んでカフェ・レストラン。

国見バーガー・ジェラテリア・くにみ市場が1階。

2階は、1日4組限定、道の駅に泊まる「風道」(かぜみち)大広間。

 

くにみ市場・物販は、とにかく自信たっぷり堂々と「うまいよ!これでどうだ!」とばかりに迫ってきます。

 

果物の郷国見、最盛期の「あんぽ柿」は宝石のよう

 

野菜も普段店頭では見かけないこだわり地元野菜が目を引きます。

 

二本松の人気酒造が国見産米を作り込んだ「国見あつかしさん」始め

 

 

圧倒的なラインアップ

 

 

モモ由来のスイーツはお約束通り

 

おすすめ国見ブランド

 

お米も自慢の産品です

 

噂の国見バーガー

 

町民に大人気、佐久間商店のサバの味噌煮と、佐久間パン屋さんのコラボ。

これも地元人気店の「チーズ入りチキンソースカツ」をバーガーに。

ポテチサラダをコロッケバーガーに。

 

商工会青年部の地元グルメづくりは大成功。

道の駅ではもちろん、各地のイベントでも人気です。

 

国見STAY「風道」1日4組16名迄のお客様をもてなす宿泊施設。

 

 

観光、ビジネス、町内での冠婚葬祭に出席する町外からのお客様に重宝され大人気。

 

稼働率は60%越え。利用中で中を拝見することは出来ませんでしたが、

楽天トラベルをご覧ください。

 

子育て支援センター・木育広場・つながる~む

 

あったらいいな!子育て世代交流広場。

 

どなたでも使える温かい空間。お子様にもお母さまにも。

 

 

A型フォードのひとり言

「開業2年余りで400万を超える集客数。県内を代表するスポットに急成長。

人が、時代が求めるものは何か、自信と笑顔をもって堂々とお客様にお勧めする様子。しかもそれは押しつけではないので、お客様の納得した笑顔を頂くことができます。リピーターが多いのもうなずけます。」

 

伊達郡国見町大字藤田字日渡二18‐1 TEL024‐585‐2132

http://www.michinoeki923.com

 

 

伊達の郷りょうぜん

 

2018年、東北中央自動車道りょうぜんICの程近くにオープンした

道の駅「伊達の郷りょうぜん」

 

「あつかしの郷」より規模は小さいものの賑わっています。

1年余りに150万人もの誘客があった評判の施設です。

 

「山間と農村に浮かぶ宿場ビストロ」をうたいます。

 

 

伊達の郷りょうぜん全景

 

宿場は人間交差点、交流拠点になりつつあります。

 

物販コーナーは商業施設が十分ではないこの地区の毎日通うお店になっています。

 

りょうぜん限定商品も魅力的です。

 

伊達市と北海道南牧村は友好都市。北海道の物産も並びます。

 

 

伊達鶏や漬物のという霊山定番のほかに、緑の繭天蚕を使った貴重な商品も。

 

レストラン「だて食庵」地元食材を存分に生かした高品質な料理を提供します。

 

伊達郡霊山町下小国字桜町3‐1 TEL024‐573‐4881

http://michinoeki-datenosato-ryozen.jp/

 

 

A型フォードのひとり言

「東北中央自動車道は、相馬から霊山までは完成しました。

東北道との接続が待たれます。

 

試走してみたら猿が悠然と横断していました。

どちらの道の駅も会話が溢れていました。

 

よく見るスーパーの光景は、仕方なく奥様の後ろをカートを押しながら歩く仏頂面の男性ですが、ここでは好奇心に目を光らせ、奥さんとの会話も弾んでいる。

そんな熟年夫婦のいい感じの姿が目につきます。

 

それぞれの魅力の発信。出かけたくなる道の駅が増えるように期待しますし、

楽しみにしています!」

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