No,73 国重要無形民俗文化財『 相馬野馬追 』

相馬野馬追は7月第4週の土・日・月にあたる7月27・28・29に渡り
1日目「お繰り出し」「出陣」「総大将御迎」
2日目「お行列」「甲冑競馬」「新旗争奪戦」
3日目「野馬懸」と震災以前の規模に追いつく今年は
403騎の甲冑武者を中心に壮大な相馬武士の精神性豊かな
歴史絵巻が繰り広げられました。

 

東北の夏祭りの先陣を切る相馬野馬追。

 

台風一過の熱い日差しの中、
国内外からの観衆を魅了しました。

 

東日本大震災から8年、
復興と相馬野馬追の完全復活は
相馬市民の「意気高し」を天下に示すものです。 

 

年に一度の晴れ舞台のために馬を飼い調教し、
伝来の甲冑、馬具、装束を維持し、
生業の傍ら定められた作法を守りながら本番に臨む。
自身の心身の鍛錬は勿論のことです。

 

相馬の皆さんの心を強烈に表す素晴らしい世界です。

 

雲雀ケ丘に入場するお行列。
御先乗(おさきのり)に始まり
軍師・御神輿・総大将・殿(しんがり)軍師まで42の役付の陣容。
凛々しい女性も黒髪をなびかせて。
最年少は5歳の若武者ぶりです。
先祖伝来の「旗指物」が堂々となびきます。

本陣山の羊腸坂を上る騎馬武者と御神輿
甲冑競馬は1200メートルの周回を疾走します。
甲冑を纏った武士と駿馬が地響きを立てて駆け抜ける様は迫力十分です。
ハイライトは神旗争奪戦。
花火20発 御新神旗40本が次々打ち上げられ
上空150メートルから舞い降りる御神旗を目がけ
旗指物を背負った騎馬武者が入り乱れます。

見事獲得した武者は羊腸の坂を誇らしげに駆け上ります。
シンガポールの友人であるTさん一行をお連れしました。
多方面に活躍する彼は将来のリーダー資格充分。
彼の手元から相馬野馬追がどのように発信されるか楽しみです。

 

私達の福島をさらに飛躍させるための良きパートナーです。

 

シンガポールの子女は日焼けと無縁な色白美肌さんでした。

繰り広げられるスペクタクルに大興奮。
総大将を『 general commander 』と訳しましたが伝わったようです。

 

祭りとは心に響くものです。
福島には誇れる祭りがあります。
これも「福島プライド」ですね。

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