No,48 郷土の偉人「野口英世博士旧居」登録有形文化財登録

福島県民なら誰もが知る野口英世。
小学校の遠足で一度は英世の生家を訪れた事があるはずです。

貧しい農家に生まれ(幼名:清作)1歳の時に囲炉裏で左手に大やけどを負い
「てんぼう」 と からかわれながらも勉強に打ち込み、人との出会いに恵まれた。
障がいも医術によって克服し、ほぼ独学で医学をおさめ、
アメリカに渡り 細菌学者として南米、アフリカで研究に没頭。
数々の業績をおさめ、国際的にも高く評価され、
数度ノーベル医学生理学賞の候補に上り、
アフリカ、ガーナで黄熱病の研究途上で倒れた。
母シカの愛情、英世の孝行、努力の人、郷土の偉人と教え込まれたものでした。

 

昔、初めて訪れた時は『粗末な小屋だなあ…』と感じ、
土産物屋ばかりが記憶に残ったものでした。
今や生家は立派な屋根で覆われ、記念館も昔の面影はなく一新されています。

 

今回、19世紀半ばの典型的な農家建築として
「登録有形文化財」に登録されたことを県民として素直に喜びたいと思います。

 

立派な屋根に覆われ大切に保存されている生家

厩も一緒です。

板張りの床、高い天井、粗末な土壁、厳冬期の暮らしが偲ばれます。

この囲炉裏で清作は大やけどを負いました。

記念館に掲げられた「忍耐」の扁額。

 

自分の土産にこの小さな楯を求め机に飾った子供が沢山いたはずですが、
どれほど御利益があったのか定かではありません。

 

英世ロボット

なかなか気さくに話しかけてくれます。人気者です。

 

大人になって気付いた「野口英世」とは。

 

努力の人、世界に知られた郷土の偉人の英世より。
借金無心の天才。踏み倒し。身長150センチあまりの小男。
しかし米人女性をめとり、世界を股にかけ猪突猛進の活躍。
人間臭い野口英世に何故か共感する僕ですが、
初めて触れた英世とは大違いで「年」を感じながら笑ってしまいます。

 

この機会に
皆さんも野口英世生家・記念館訪問訪ねてみては?
遠くのお友達にも勧めましょう。

 

日本人のお財布に身近なお札も「野口英世」です!

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