No,88 2020年、年頭に当たって。

明けましておめでとうございます。

2020年のお正月は、相変わらずの暖冬傾向。

全く雪のない、穏やかな幕開けでした。

 

少し長めの休日に身体を休め、心に潤いを与えて、

ゆっくり過ごされた方も多いのでは、と思います。

 

国民の頭にすっかり刷り込まれたTOKYO2020も、開催まで半年余り。

山手線には新駅が作られ、渋谷の世紀の変身劇も大詰めです。

 

前回の東京オリンピックが開催されたのは、1964年。

その年の4月に、八光建設は郡山で産声を上げました。

創業者の試行錯誤や苦労の連続は、幼かった私には知る由も

ありませんでしたが、昭和30年代の東京の記憶は鮮明に残っています。

 

当時、国家予算の10分の1が、東京オリンピックと東京大改造に

投入されたと言われます。敗戦から19年、奇跡の復興と先進国に伍した姿を

アピールする必要があったとはいえ、そのスピードには情緒のかけらも

ありませんでした。

 

リニア鉄道をはじめ巨大プロジェクトは目白押し、気象変動による大災害時代、

温暖化に対応する政策に世界を納得させる答えが出せない現実。

インバウンドの掛け声は高らかですが、オーバーツーリズムに

眉を顰(ひそ)める現実もあります。

 

新たな方向に思い切って舵を切って20年余り。建設、街づくり、観光、

生活を豊かに彩る提案、挑戦するフィールドは広がって行きます。

 

「職人魂」を大切に。「絶えず正直な対話を求め」そこに進化があると信じ。

「人にやさしい空間と触れて暖かい全て」を発信し届けるために、

次の100年を目指します。

 

新元号「令和」の初めての正月、干支の始まり「子年」がスタートしました。

健康に確かな歩みが刻めるように、皆様の御多幸を祈ります。

 

仕事始めの式で、社員一同心を合わせ、精進を誓う。

 

 

如寶寺「七日堂詣り」

 

明治の初年には人口3000の寒村だった郡山にも、市民の暦に溶け込んだ年中行事があります。

 

底冷えの中、参道には善男善女の長い列が。

 

七日堂、願いを込めて。

 

縁起物。福を求めて。

 

今年もまた一輪、丹精込めて咲かせましょう。

 

A型フォードのひとり言

「米中対立で動揺した世界、良い兆しが見え始めたかと思えたのもつかの間、

アメリカとイランの緊急事態。否が応でも世界の注目を集める超大国。

終の棲家となる郡山も30余年前の大水害の繰り返し。都市評価が低下した感は

否めません。

 

人の魅力で一頭抜きんでる。そんな力を発揮したいものです。

震災、原発事故、風評被害、暗さも見せず復旧復興に取り組む私達は

胸を張って逞しい。」

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