No,37 戊申150年(明治150年)二本松に国指定有形文化財を訪ねて

A型フォードの独り言
「命にかかわる危険な暑さ…。これまでに経験した事のないような重大な危険が差し迫った異常な状況にあることを示す特別警報が発表されるなど何とも物騒なこの国です。
幸い福島では大きな気象被害はないものの、西日本を中心に大きな被害が発生しています。国民が願う安全安心と国のかじ取りに差があるのでは???との声が僕の耳にも届きます…。」

 

子ども達の夏休みも終わる暑い日に二本松を訪ねました。

旧二本松藩は寛永20年(1643年)から明治元年(1868年)まで霞ヶ城に丹羽氏を藩主に仰いだ城下町。藩士の戒めを説いた『戒石銘』は高潔な藩士の気風を醸成しました。
戊辰戦争における二本松少年隊が士道に殉じた悲劇。多くの重臣が自刃した事は武士の鑑と歴史に刻まれています。ここ二本松も会津・白河と並びふるさとの誇りとする街です。
『信義・貫く想い、今』今年は特別な思いを持って様々なイベントが繰り広げられています。

安積高校の卒業生、世界的歴史学者:朝河貫一・高村光太郎の妻:知惠子の特別展も開催されました。

 

奥の松酒造旧本社工場 国指定有形文化財(非公開)

亀谷祭り坂に沿って奥の松酒造遊佐家住宅と旧工場はあります。
この坂を提灯祭りの屋台が下りてきます。街の中に確かな存在感を示します。
祭り坂遊佐家門

奥の松酒造現本社内の酒蔵コーナー
平成30年度全国新酒鑑評会10年連続金賞受賞・IWCインターナショナルワインチャレンジ日本酒部門最高賞受賞を誇ります。酒蔵コーナー
二本松は各酒蔵が充実・成熟しており全国にファンが広がります。
各社の酒

 

玉嶋屋・創業180年(弘化2年)国指定有形文化財
店全景店内
県民なら皆知ってる『玉嶋屋の玉羊羹』現店舗は大正8年の建造。二本松の大火の後に復活しました。
伝統を守った菓子から新しい挑戦まで老舗は店も働き手も元気です。

 

提灯祭り
就職活動のある大学生が面接で「採用頂いたら一生懸命働きます!しかし故郷には提灯祭りという素晴らしい祭りがあるのです。本祭りを挟んで一週間はお休みをください…。お願いします!」
と言うほどのお祭りは今年は10月4・5・6。
格調高く幽玄の境地。是非出かけてみてはいかがでしょうか。

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