No,23 オランダにひとっ飛び!


「身体を張って!チャンスを逃がすな!」
仕事であれ、趣味の領域であれ、『見て・触れて・感じる』 積み重ねた思考と現実がシンクロした時、一つの道がはっきり見える。動くことは性に合っています。…がしかし、さすがに身体を張るのも回復に時間がかかるようにもなってきました。けれども、この性分は変えるつもりはありません。年度末ではありましたが、先進技術とその取り組みに、スペシャリストから教示を受け意見を交わしながら触れることができるという機会が舞い込み、スタッフにも少し無理をさせてしまいましたが、オランダに飛びました。技術的な話題については後日お話する機会があると思います。
今回と次回はオランダ滞在中に訪れた2ヶ所ほどをレポートします。

 

Zaanse Schans(ザーンセ・スカンス)の風車

海外でも車移動が基本です。アムステルダム近郊のザーンセ・スカンスまで足を延ばしました。【干拓と治水の歴史】the Netherlands(オランダの英語表記)はオランダ語のNederland(低地)に由来します。
日本の鎖国時代にも交易があり、『蘭学』と言う言葉があるように我が国に大きな影響を与えました。
【 風車とチューリップの咲く風景 】はオランダを象徴する風景として私達に刷り込まれていますが、風車も干拓・排水の動力として幾世紀も稼働してきました。今回訪れたザーンセ・スカンスは人気のある観光地ですが、稼働している風車を見ながら、低地を克服し、国土を確保してきたオランダ人の勤勉さと、我が国が水車の恩恵を受けていた時代に、風車による巨大なエネルギーを利用していた技術力に感服します。
Zaans Museum(ザーンス ミュージアム)近代的な美術館
【風車の内部】実際に稼働している風車の内部は巨大な歯車とシャフトの組み合わせ
風車の動力を利用しての巨大な石臼は穀物の製粉に…
製材所としても見事に稼働しています。

18世紀半ばから19世紀にかけて起きた産業革命よりも以前、林立した風車はこの国の国土作りに、生産活動に文字通りフル回転したのです。水際の牧草地と水面のレベルを見ながら、風車のある景色はオランダの歴史を、国民の力を強く深く感じさせてくれました。

 

次回も続けてオランダをレポートします!

SHARE

FacebookTwitterLine
一覧に戻る

CONTACT

PAGE TOP