No,5 猪苗代町『はじまりの美術館』
初めて市外に飛び出します。
天候は曇り、いつ降り出すかという不安な雲行きです。相棒のA型フォードのワイパーは30センチほどの小さなブレードが一つだけ…。雨は苦手です…。
社員のみんなが心づくしのワックスがけとフロントガラスには撥水スプレー。「無事に帰ってきてください!」と笑顔の見送りを受けて午前8時出発。
進路は西へ49号線熱海バイパストンネルを通過…中山峠も無事クリア、初秋の会津路へ。
道中窓から見える景色は50年以上何百回見ても良いものですね!猪苗代湖を左に、磐梯山を正面に見上げて、天神浜を過ぎ猪苗代町の中心街区に。
通りから少し奥まって『はじまりの美術館』はあります。
美術館前庭とA型フォード オブジェは参観者とのコラボ!
築130年の酒蔵は工場やホールなどに用途を変えながら生き抜き、2014年『はじまりの美術館』として次の百年に向けて新たな歩みを始めました。
18間(約33メートル)の通し梁には息を飲みます。刻み込まれた歴史に敬意を払いながら、館内探訪。ちりばめられた細やかな意匠が心地よく美の空間に誘ってくれます。磐梯山から切り出された見事な梁!
美術館が目指す在り方は【人の表現が持つ力】【人のつながりから生まれる豊かさ】を大切にし【表現を楽しむつながりの場】【寛容で創造的な社会が開かれていくきっかけになれば】運営母体である安積(あさか)愛育園の福祉の心・人間愛が響いてきます。
明治から平成を生き抜いた街の生き証人のこの美術館も、新たな命と使命を与えられ喜びが伝わってくるかのようです。
学芸員の大政愛さん、企画運営担当の小林竜也さん、関根詩織さん、皆さん新鮮な感覚と意欲に溢れる方々ばかり。大政学芸員とたけちゃんのツーショット
猪苗代での楽しみを一つ増やして頂きました。
はじまりの美術館では10月22日までは「プランツ・プラネッツ展覧会」ワークショップも続々開催。
是非、足をお運びください!