先ずは安積高校旧本館を訪ねて・・・

80年振りという長雨の夏、貴重な晴れ間の午後、母校でもある安積高校旧本館(安積歴史博物館)を訪問しました。

郡山は明治の初年には奥州街道のありふれた宿場町、日本の近代化の歩みともに、「開拓者精神」で急速に伸びた町であり、歴史を経て生き続ける建築物は少なく、明治の洋風建築を代表し、鹿鳴館様式を彷彿とさせる安積高校旧本館は郡山市の象徴とも言えます。

 この日も絵筆をとりキャンバスに向かう御婦人、シャッターを切るカメラマンは県外から訪れた方でした。

およそ130年前の完成の当時、市民は「桑野御殿」と大いに喜び誇りとしましたが、正面に向き合った時に迫る圧倒的な存在感、それは「品格」をも感じさせます。

校舎としての役割は40数年前に終えましたが、幾万の少年達が踏みしめた廊下そして階段、けっして大人しくはなかっただろう彼らの使用に耐え(隠れて喫煙、もみ消した吸殻を外壁の節穴にねじり込む現場を何度も見ました!)加えて風雪を乗り越え今日まで生き続けた事は奇跡的であり、染みついた人の思いを無言に語りかける建物の力に圧倒されます。

建物は用途を満たして利用に供されますが、いつの間にかそれ以上の存在意義を持つように進化します。

人間が利用する事によって呼吸し深みを増してゆく、そんな生活に潤いを与える空間をお客様とともに考え提供したい。旧本館に立ち40年に渡り自分がこの道を歩んだ証をしっかり表現して行きたい。

改めてそう思ったひと時でした。

 

2-1社長名前入り

はるか42年前・・・・・・

写真は安高(あんこう)89期少年時代の宗像剛

クラスメイトの八光建設専務 園部好洋

2-1専務名前入り

2-2

どれが自分なのかすぐにはわかりません・・・。

ですが育ったという事です。

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