耶麻郡にある学びいな(公会堂)の施工で配慮した3つのこと

公共施設 ,,

所在地 : 福島県耶麻郡猪苗代町
設計期間 : 2005.12~2007.5
施工期間 : 2007.10~2009.2
用途 : 公会堂
構造 : 鉄筋コンクリート造 鉄骨鉄筋コンクリート造 鉄骨造 地上3階
規模 : 延床面積2,852.64㎡

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体験交流館工事で配慮した点

建物が平面、垂直において通常の90°、180°の組み合わせが少なく、壁と壁が直行せず通り芯が東西南北各方向から交差する建物であった。壁についても昔の土蔵作りを思わせる内側に倒れている垂直でない外壁も難易度を高めた。
屋根についても面々それぞれ勾配に変化が有り、躯体から仕上げの屋根工事まで納めの検討が外部仕上げが終わる直前まで検討された。特に型枠工事においては型枠工の技術だけでは納めの難易度が高く、造作大工の知恵を拝借しながら現場内で原寸型板を起こし加工、組み立ての施工をした。

構造体がSRC造とRC造の組み合わせのため、SRC造だけの構造の場合先行して鉄骨を組み配筋、型枠と進みますが、RC造のみの構造も有り躯体工事の打ち継ぎを含めた工程について検討会の頻度を多くした。
特に屋根については勾配が1割以上の部分を含め全てRC造の勾配屋根となって躯体工事が難易度を高める原因となっていた。これは仮設計画、型枠支保工にまで時間を費やした。

仕上げ工事については延べ床面積約3,000㎡の8割以上が1階で平面的な面積と通常の1階建物高さよりあり、工期のない中での仕上げ工事について職人の手配が最重要課題だった。それに加え、先にも述べたが勾配屋根が多かった箇所の内部空間まで屋根形状を生かした天井の仕上げとなり難易度を高めた。特に天井には照明、空調と設備関係の取り合いが多く建築のみならず各業種の納めについてかなりの時間を割いた。これには空調ダクト、配管のルートを3次元の計画図から検討していった。
多目的ホールの音響について、空間の密閉性、シュミレーション通りの仕上げ形状、下地材の干渉雑音、空調機類の騒音等について壁、天井の仕上げ前の確認作業に時間をかけなければならなかった。
その他部屋別に使用されている仕上げ材についても多彩な材料が使われており作業の手順についても注意をしなければならなかった。